Electrum WalletからQTウォレットへアドレスを移行する方法

Electrum WalletからQTウォレットへアドレスを移行する方法

2017/01/07 に Electrum Wallet の脆弱性があると発覚しました。

 

ビットコインの Electrum Wallet だけではなく、全ての Electrum Wallet で影響があるとされています。対策としては Electrum Wallet を v3.0.4 へアップデートする必要があります。

バージョンは Electrum Wallet の [Help]-[About] から確認できます。
念のためインターネット接続を無効にした状態で確認したほうが良いでしょう。
バージョンは Electrum Wallet の [Help]-[About] から確認でき

バージョンは Electrum Wallet の [Help]-[About] から確認できる①

 

XVG(Verge/バージ) や XSH(SHIELD/シールド) などのアルトコインも対処が必要ですが、最新の Electrum Wallet がリリースされていません。
そのため、私は Electrum Wallet から QTウォレットへ移行しました。

今回はその方法をご紹介します。

 

例では XVG のウォレット移行ですが、その他の仮想通貨でも同様の手順で移行できると思います。
XVG(Verge/バージ)、XSH(SHIELD/シールド)についでは、この方法で移行できることを確認しました。

 

Electrum WalletからQTウォレットへの移行手順

  1. まず QTウォレットを起動して同期を完了させる
    同期が完了すると (out of sync) が消えます。
    QTウォレットを起動して同期を完了させる
  2. 念のためインターネット接続を [無効にする]
    有線接続の場合は LAN ケーブルを抜いてしまっても大丈夫です。
    念のためインターネット接続を [無効にする]
  3. Electrum Wallet を起動して [Addresses] をクリック
    残高のアドレスを記録する
    Electrum Wallet を起動して [Addresses] をクリック
  4. [Wallet]-[Private Keys]-[Export] をクリック
    [Wallet]-[Private Keys]-[Export] をクリック
  5. [Export] をクリックして CSV を適当な場所へ保存する
    [Export] をクリックして CSV を適当な場所へ保存する
  6. 保存した CSV をテキストエディターで開く
  7. 記録した残高のあるアドレスで検索をかけて、該当するプライベートキーをコピーする
    記録した残高のあるアドレスで検索をかけて、該当するプライベートキーをコピーする
  8. Electrum Wallet を終了してインターネットに接続する
  9. QTウォレットの [Help]-[Debug window] をクリック
    QTウォレットの [Help]-[Debug window] をクリック
  10. 以下のようなコマンド入力して [enter] を押して実行する。

    importprivkey [Private Keys]

    ※コマンドを実行する場合は [] は不要です
    ※コマンドは同じものを2回実行する。
    ※残高のあるアドレスが複数ある場合はその分だけ繰り返す。

    以下のようなコマンド入力して [enter] を押して実行する。

 

暫くすると残高が同期されます。
暫くすると残高が同期

もしよろしければチップをお待ちしています!
XVG: D8trupKrTwhfew4rBKMwg9XEKG54ufT7Xm
XSH: SQ3S1iEyFwLHEvSMveuuXYrQEumgm9K8LA