大学病院で親知らずを抜いて大変だったり大変じゃなかったりしたこと

大学病院で親知らずを抜いて大変だったり大変じゃなかったりしたこと

先日、下の親知らずを抜くため、大学病院で手術を行いました。
「全体的な流れ」「注意していたこと」「体験」をまとめておきたいと思います。

私は親知らずが横向きに生えており、歯茎に埋まっている状況で、抜歯する先生も大変そうでした。

 

大学病院へ行く理由

一般的な歯医者さんでは歯茎に埋まっている親知らずと抜歯することができません。
これは歯茎を切断する手術となり、歯医者さんでは対応しないことが多いそうです。
そのため、手術が可能な大逆病院へ通院する必要があります。

親知らずを歯茎を切断せずに抜歯できる場合は、歯医者さんでも可能です。

 

事前確認

大学病院へ行くためには

まずは近くの歯医者さんへ行き抜歯可能か診断を受けます。
大学病院で治療する必要があると判断された場合は、大学病院への紹介状を書いてもらえます。
混雑している歯医者さんで紹介状を書いて貰う場合は1週間程かかる場合もあります。
逆にお客さんの少ない歯医者さんでは、20分ほどで紹介状をいただけました。

 

初診

初診と診断

初めて大学病院へ行った際にカルテを作りました。
混雑状況にもよりますが、予約した30分前に受付しておくの良いと思います。

 

学生と先生による診断

先生が隣につき学生さんに診断していただきました。
慣れていないためか30分程かかった気がします。
最後に先生が診断してくれるので、誤った診断は無いはずです。

 

レントゲン

診断を受けたあとにレントゲンを撮りました。
レントゲンも学生さんが担当していました。
学生さんが上手にレントゲンが取れない場合は、先生がレントゲンを撮ってくれます。
こちらも学生さんがレントゲンを撮ったあとに、先生が確認してくれるので余計な心配はありません。

レントゲンを撮る際に口の中に大きな金属板を入れます。
この金属板の角が口の中にあたり、激痛ではありませんが割りと痛かったです。口も大きく開ける必要があり、苦しさもありました。
レントゲンを甘くみていたため、意外と大変でした。

 

口腔外科へ

レントゲン終了後に口腔外科の先生の元へ通されます。
ここでもまずは学生さんが、親知らずを抜歯する際の「手順」、「注意事項」を説明してくれます。
不足がある場合は、やはり先生が補足してくれます。
質問がある場合は、ここで確認するのがいいでしょう。
ここで抜歯の予約をとりました。

 

抜歯当日

抜歯当日は、事前に食べれるものを調査して買い込んでおきました。
私は「ヨーグルト」「プリン」「ゼリー」を買っておきました。

病院へ

病院へ行き、いよいよ抜歯です。
学生さんが手術を行う流れになっていましたが、慣れていない学生さんだったので先生にダメ出しされ、先生に手術してもらうことができました。
正直に言って先生が見ているとは言え、学生さんの手術は不安があったので助かりました。

 

麻酔

麻酔までは学生さんにやってもらいました。

 

手術

手術中は歯茎を切ったり、骨を削ったりしましたが、麻酔が効いてるので、麻酔の注射が一番痛かったです。
早い人は30分ほどで終わるそうです。私の場合は1時間近くかかりました。
顎の骨を多めに削る必要があったり、親知らずの根っこが中々抜けず、バラバラに砕いて抜歯したためです。
先生も大変そうだったのでしたが、痛みはありませんでした。
どちらかと言うと骨を傷ったり、葉を砕いたりする音や振動に対する共振が強かったことを覚えています。

抜歯が終わったら、傷口を縫合をして終了です。
翌日に消毒をしに来るよう先生に言われるため、予約を取ってもらいました。

 

術後

出血

出血は術後すぐに止まりました。
術後咥えるように言われるガーゼは20分程度軽く噛む程度でいいそうです。
あまり長くガーゼを噛んでいるのも唾液がたまり良くないそうです。

 

腫れ

骨を傷ったりするため、頬がかなり腫れます。一番腫れたのは翌日ではなく翌々日がでした。
5日位経つと目立たなくなりました。

 

食事

頬が腫れていることと抜歯した場所が敏感になっていたので食事は結構大変(面倒)でした。
4日後には、お酒や少し辛いものもいつも通り摂取できました。

ヨーグルト、プリン、ゼリー、豆腐

食べやすくてオススメでした。特にヨーグルトは、カルシウムも含まれていて骨の修復にも良いそうです。

おかゆ、雑炊

水を少なめにするのがおすすめです。あまり水っぽいと傷口にご飯粒が流れていき面倒でした。

うどん、そば

食べやすいのでオススメです。ただし、すする行為は、傷口のカサブタが剥がれることもあるようなので、パスタみたいに巻いて食べるのがいいです。

 

痛み止め(ロキソニン)

痛み止めであるロキソニンの効果は6~8時間ほど続くらしいです。
薬を処方された際は、食後に1日3回と言われましたが、寝る前にも飲むことをオススメします
初日は夜中に目が冷め痛みが気になったので、翌日からは寝る前にも痛み止めを飲みことにしました。
薬剤師の方にも1日4回までなら大丈夫と言われました。

 

傷口の縫合

縫合の影響で「笑う」、「大きく口を開ける」様なこちの中を広げるような行為をすると、傷口あたりが窮屈で、ためらいがありました。
傷口が塞がっていても、抜糸するまではずっと違和感があります。

 

歯磨き

傷口が気になって強く歯磨きはできないと思いますが、先生に抜歯した周辺は優しく歯磨きするよう言われます。
これもカサブタが取れないようにするためです。

 

抜糸

抜歯から1週間後に抜糸を行いました。
抜糸は4回ほどビリビリする痛みがありました。
ただし、抜糸した後はこれまでと見違えるくらい口の中が楽になりました。

 

術後経過

神経障害について

下の親知らずの根っこと口の中の神経が通っている場所に近く、軽い麻痺などが生じることがあるそうです。
口から食事しているものや唾液が溢れるような大きな問題はありません。触った時の感触が鈍い程度です。
これは全体の3%程度の人に発症しているそうです。更にそのうちの3%は完治しないこともあるそうです。
私は意識してみると軽微な麻痺があるような気がしたので、1ヶ月分のビタミン剤を処方いただきました。
私は大体1ヶ月ほどで完治すると言われています。
これは人によって変わり、完治まで3ヶ月~1年くらいかかることもあるそうです。

 

以上が、親知らずの手術に関して私が体験したことです。
誰かの参考になれば幸いです。