「なしよりのあり」「ありよりのなし」の認識が大学生と違っていた話
大学生が最近使っている言葉で「ありよりのあり」「なしよりのあり」「ありよりのなし」「なしよりのなし」という言葉があります。
なんとなく耳にしたことはあり、ニュアンスで意味を理解していたつもりでした。
しかし、大学生と話すと私の認識に誤りがあることが分かりました。
もともと私の認識ではこんな感じでした。
上から評価が高い順です。
ありよりのあり | 問答無用であり |
ありよりのなし | ありだけど、思うところがある |
なしよりのあり | なしだけど、いいところもある |
なしよりのなし | 考えられへん |
いわゆる「上」「上の下」「下の上」「下」みたいな感覚です。
ところが普段から実際に使っている大学生は以下の様な意味で使っているとのことでした。
こちらも上から評価が高い順です。
ありよりのあり | 問答無用であり |
なしよりのあり | なしに近いけどあり |
ありよりのなし | ありに近いけどなし |
なしよりのなし | 考えられへん |
TBSでも取り上げられた言葉みたいですが、私と同じ認識をしているようです。
大学生についていけてないのを感じます・・・
どういうことか、現役大学生詳しく聞いてみました。
「あり」と「なし」のボーダラインを基準に、”なしに近いけどまぁ合格ライン”と言うのが「なしよりのあり」。
反対に “ありに近いけどボーダーラインは超えてないよね” というのが「ありよりのなし」と言うことでした。
ボーダラインは人の価値観による思いますが、図に表すととこんな感じですかね。
図に表すとかなりわかり易いと思います。
例えば「なしよりのあり」だと “付き合ってもいいかな” と言う捉え方になるようです。
巷の記事ではこの表現方法は「曖昧な感じがして使いやすい」と目にしたのですが、聞いてみると中々しっかりした基準を元に決定しているように思えます。
「曖昧に濁しながらもしっかりと基準がある」という観点では、なんとも日本人らしい言葉のような気がしました。
私に説明してくれた大学生がしっかりしているだけかもしれませんが、とても解りやすいと思いました。
分かったつもりになってた人でも、しっくりくる回答だったと私は感じています!
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