Neabot NoMo Q11 は吸引と水拭き両立のハイクラスで最もコスパに優れたロボット掃除機
昨年からNeabotを使い始めすっかりNeabotファンになっていますが、今回は最新機種の『Neabot Nomo Q11』のサンプルを利用させて頂く機会を頂きました。
昨年からプライベートでおうち時間も増え、職場からのテレワーク推進により自宅にいることが増えました。
このような背景があり、いつもいる場所を綺麗にしたい気持ちが強くなっている方も多いのではないでしょうか。
しかし、ルーティンが苦手な私は、中々毎日掃除機をかけることができません。拭き掃除となると更に億劫になってしまいます。
そんな中大活躍するのロボット掃除機ですが、いざロボット掃除機を探し始めても、ピンきりで様々な機種が出回っています。
Neabot NoMo Q11 は後発ながら、機能面・コスパの面でルンバ等の最新機種と比較しても、非常に優秀だったので、これから購入を検討している方向けにまとめさせて頂きました。
私は元々 Neabot の無印シリーズを使っていたため、Q11 でパワーアップした機能や使い勝手についても比較しながらレビューにまとめています。
今のロボット掃除機に満足していない方、新たに購入を考えている方にとって参考になるよう記載したので、ぜひ最後までご覧ください。
Neabot(無印版)のレビューは下記の記事をご覧ください。
Neabot Nomo Q11のおすすめポイント
機能が豊富
前提として、ルンバはこれまでロボット掃除機界を牽引し、様々な機能を率先して取り入れてきました。
それぞれの機能に関する詳細は後述しますが、Neabot NoMo Q11 にはそのルンバの最新機種と同等の機能が備わっています。
機能が豊富と言うことでは、それだけロボット掃除機におまかせでき、手間もかからないと言うことです。
だからと言って決してロボット掃除機の中では、高すぎる値段設定ではない点が経済的に優しく嬉しいポイントです。
それでは、気になるNeabot Nomo Q11 の機能を順番にご紹介します。
吸引と水拭きの両立
NoMoシリーズは水拭き機能も搭載されている機種です。
通常の掃除機としてゴミを吸引し、同時に水拭きも行います。
吸引と水拭きを同時に行うために、水拭き用のロボット掃除機が別に必要になることはありません。
水拭きのために部屋を2週すると言うこともなく、完全に同時進行なため時間効率も良いです。
また、仮に通常のロボット掃除機と水拭き用を揃えると単純計算で2倍のお値段になるため、これだけ見ても非常にコスパが良いと言えます。
小さな障害物の回避機能
障害物の回避は、最近の上位モデルのロボット掃除機に付いている機能です。
この機能がないと床に物を落とした際、ロボット掃除機に巻き込まれることがあります。
今回実際に白いイヤホンをNeabot NoMo Q11 の前に垂らしてテストしたところ、見事に一時停止したのち回避しました。
イヤホン等の細いコードでも、問題なく感知して掃除に巻き込まれてしまうことはありません。
ケーブル等は巻き込まれてしまうと取り外のも大変で、故障の原因にもなります。
ここまで好感度の障害物回避が搭載されている製品は、他社製と比較しても珍しいです。
マッピング機能
Neabot、Neabot NoMo にも付いていた機能で、二部屋以上あるご自宅には必須の機能です。
この機能が無いと、ランダム動作で同じ場所を何度も掃除したり、別の部屋にたどり着くことが難しくなったりします。
せっかくのロボット掃除機なのに、一部屋しか掃除してくれないのでは、もったいないです。
マッピング機能があると、以下のように効率よく掃除を行います。(白いラインが掃除行った進路)
また、進入禁止エリアをアプリ上で設定することで、柵などを設置しなくても Neabot が自動でエリアを感知し侵入することはありません。
物が散らかっている場所に突っ込んだり、お子様やペットがいる部屋への侵入を禁止することができます。
以下の画像の赤いスペースが進入禁止エリア、オレンジのエリアは水拭き禁止エリアです。
(私はラグを敷いているエリアをオレンジにしました。)
進入禁止エリアは、アプリから簡単に作成/削除が行えます。
更にマッピングが終わった後は、間取りを作成出来ます。間取りを作成すると、例えばリビングだけ2回掃除する設定ができます。
2回掃除するエリアは緑枠です。キッチンのような汚れやすい場所は、2回掃除するように設定すると良さそうです。
マッピング機能があると無駄無く掃除をしてくれるため短時間で掃除が終わり、更に掃除がされない場所の発生を防ぐメリットがあります。
また、短時間で掃除が終わるため電気代の負担も軽減されます。
更にこの空間認識力によって、充電スタンドまでの帰宅率が大きく変わります。
昔使っていたDEEBOT(マッピング機能なし)からNeabot に変えた後は、充電スタンドへ戻らなかったことはありません。
ロボット掃除機の充電ベースで紙パックへのゴミ排出ができる
ロボット掃除機の充電するスペースを「充電スタンド」または「充電ベース」、「充電ドック」と呼びます。
Neabot NoMo Q11 は掃除が終わると自動で充電ベースに戻って充電を開始し、次回の掃除開始まで待機します。
更に充電を開始する前に収集したゴミを充電ベースに排出でき、ダストボックスとしての役割も担っています。
充電ベースにはロボット掃除機が排出した、ゴミを受け入れる紙パックを取り付けます。
ユーザは1~2月に1回ほど紙パックを取り替えるだけでゴミ捨て完了です。手が汚れることもなく、とても楽ちんです。
ちなみに「紙パックの取替を1~2ヶ月に行う」と言うのは公式情報なのですが、2LDKの間取りの我が家では半年ほど満タンにはなりませんでした。
紙パックの交換頻度は、部屋の広さやゴミの溜まりやすさと比例しますが、「1~2月」は広めの部屋を想定しているようです。
ダストボックス機能がないロボット掃除機の場合は、2~3日でロボット掃除機に溜まったゴミを取り出して捨てる必要があり、やはり面倒でした。
ダストボックス機能付きを実際に使ってみると、ゴミ捨てから開放されメンテナンス時の快適さが格段に上がるため、非常におすすめです。
ラグ、カーペットの吸引力ブースト
カーペットやラグの上を自動で識別して、吸引力を上げてくれる機能です。
壁への衝突を避ける
壁にぶつかる直前になると、スピードを遅くしてゆっくりと壁に接触する機能があります。
このため壁や家具を傷つけることがほとんど無くなります。
ルンバ、DEEBOT、Neabotの中では、Neabotが最も壁に接触する直前にスローになっているように感じました。
スケジュール設定が可能
アプリからスケジュール設定を行うことで、以下の組み合わせで掃除のルーティンを設定できます。
- 毎日/平日/毎週○曜日/指定した曜日
- 開始時間
一度設定をしてしまえば、ユーザが操作して掃除を開始する必要はなく、Neabot にお任せして自動で掃除を行ってくれます。
ユーザは定期的に水を補充し、月に1~2回ゴミを捨てや、ロボット掃除機のパーツを取り替えるだけです。
ズボラな人間には非常にありがたい機能です。
外出先からアプリで掃除開始
外出先からアプリで掃除の開始が行えます。
また、以下のタイミングでスマートフォンに通知が送られます。
- スケジュールによる掃除開始
- 掃除終了
- Neabotにトラブル発生
- パーツの交換タイミング
- 水の補充
外出中にNeabotにトラブルが発生して掃除が中断された場合は、アプリからすぐに掃除を再開することができます。
価格が安い
機能はルンバやDEEBOTの最新機種と同等ですが、定価で8万円を切るためお値段はNeabotが一番安価です。
ルンバで同等の機能が付いていると15万円程、DEEBOTでは12万円程しますが、それらと比較すると破格の価格設定となっています。
価格だけ見ると格安とまでは言えませんが、コスパとしてはロボット掃除機の中で最も優れています。
音声がかっこいい
掃除開始、終了、ゴミの排出、充電開始のタイミングでNeabotが喋ります。
この時の英語の設定にすると音声が非常にかっこよく、まるでSF映画の世界にいるような気分です。
以下に動作している模様を動画で掲載しているため、是非ご覧ください。(旧モデルですが、音声は一緒です。)
実際に使用してみた
本体と付属品
充電スタンドは丸みを帯びた可愛いデザインとなりました。
マニュアルと付属品
ブラシx2、水拭き用モップ、吸引フィルタが付属します。
本体設置
充電スタンドの蓋を開けて、紙パックを差し込みます。
充電スタンドは楽天で購入した壁面収納家具の中に設置しましたが、問題なく収まりました。
扉を閉めると、充電スタンドも見えなくなりつつも、ロボット掃除機の出入りができるため気に入っています。
ロボット掃除機本体側のセット
ちなみに、黒い部分の保本体左側が水拭き用の水を入れるスペース、右側がゴミを溜めるスペースになっています。
水拭き用のモップを本体に取り付けてセット完成です。
後はNeabotアプリをダウンロードして、本体を登録します。
この時、Bluetoothで登録すると簡単です。
ちなみに旧アプリ「Neabot Home」ではなく、新アプリ「Neabot」で設定する必要があるため注意が必要です。
自宅のマッピング
アプリ設定が完了し、初回の掃除を開始すると部屋のマッピングが開始されますが、わずか3分程で 2LDKのマッピングはほとんど完了しました。
3分後のマッピング状況
マッピングが完了した後、通常の掃除が開始されます。
旧モデルとの違い
デザイン変更
旧モデル(NoMoを含む)は、ボディが白で統一されて、透明感のあるデザインでした。
Neabot NoMo Q11 は、ボディに黒ラインが入っているデザインです。
前のデザインも非常に良いのですが、ロボット掃除機はゴミを収取するのが目的のため日々使っていると、どうしても本体が汚れてしまいます。
この時本体の側面が真っ白だと、汚れが目立ちます。
しかし、Neabot NoMo Q11 は側面は黒くなっており、汚れが目立ちにくいデザインに変更されています。
吸引力がパワーアップ
吸引力が 2700pa から 4000pa にパワーアップされました。
4000paは、自動車の掃除に利用する強力なハンディクリーナーと同等です。
(自動車用ハンディクリーナーは、シートの隙間のゴミも吸引できるよう強力になっています。)
ラグの上を走らせても申し分のない吸引力となっています。
ブラシが本体右側のみに変更
Neabot NoMo Q11 は、ブラシが本体右側だけの取り付けに変更されました。
Neabotの仕様として、部屋を右周りする動作を行います。その場合、部屋の端を掃除するのは、本体右側だけなので、実際左側のブラシは無くても部屋の隅々まで掃除できます。
ブラシは消耗品となるため、定期的に交換する必要がありますが、Neabot NoMo Q11 はブラシが1個に減ったためランニングコストが若干下がったことになります。
デメリット
障害物回避が非常に好感度
パワーアップした障害物回避の機能は、非常に高感度です。
そのため、我が家の毛の長いラグは障害物として認識され、掃除を回避する動きとなりました。
ラグやカーペットをご利用されているご自宅では、毛の短いラグを選ぶと良いでしょう。
ラグの上に乗ってしまえば、吸引力ブーストが問題なく発揮されます。
注意事項
Google Home, Alexa との連携
メーカーに確認したところGoogle Home や Alexa と連携は、今後のソフトウェアのバージョンアップで実装予定とのことです。(2021/06時点では利用不可)
将来的には、Neabot NoMo Q11 のバージョンアップで Google Home や Alexa と連携して音声で掃除の開始/終了ができるようにります。
無印のNeabotシリーズでは、Google Home, Alexa と連携し、「Neabot をオン/オフ」で操作できるため、同じように利用できることが予想されます。
私個人としては、このアップデートを心待ちにしているところです。
リモコンは付属しない
Neabot Nomo Q11 にはリモコンが付属しないため、もし手動で動かす場合はアプリか本体のボタンを押す必要があります。
初期設定でスケジュールによる掃除開始を設定すれば、ほとんどリモコンを使うことは無いので、大きな問題はありません。
また将来的には Google HomeやAlexaに対応する予定のため、スマートスピーカーをリモコン代わりにすることが出来ます。
忙しい朝や、出かける間際に、「Neabot オン」と言うだけで掃除を開始してくれるため、リモコン操作よりも便利です。
でこで買える?
2021年6月11日から Makuake でクラウドファンディングで販売されていました。
現在は楽天でも購入できます。
また、以下のリンクから 10%オフのクーポンを獲得できます。
まとめ
Neabot NoMo Q11 は、リモコンが無い点が気にならなければ、最新型ルンバと同等の機能が備わったロボット掃除機を半額程で手に入れることができます。
初期設定さえすれば毎日自動で決まった時間に掃除を開始してくれるため、実際リモコンを使う機会は殆ど無く問題無いかと思います。
コストパフォーマンスは非常によく、吸引と水拭きの両立ができるロボット掃除機でこの価格は価格破壊です。
また壁との接触時にスピードダウンする機能は、ロボット掃除機の中でもトップクラスです。
ちなみに変えのゴミ収集パックやパーツは、Amazonや楽天から購入できます。
デザイン良し、コスパ良し、最新機能盛りだくさんの Neabot はまさにロボット掃除機界を揺るがすルーキー的な存在です。
ロボット掃除機のブランドの中では、まだ有名ではありませんが、挑戦的な価格設定でまだまだ成長していくブランドだと感じています。
ロボット掃除機の購入を考えている方にとっては、今注目しておくべき一品です!
ロボット掃除機を探しの皆様の参考になれば幸いです。
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